山中節の由来

山中節の由来

日本三大民謡のひとつと数えられる「山中節」は、元禄の頃から唄われ始めたと伝えられています。
日本海を往来した加賀の北前船の船頭さんが、習いおぼえた北海道の松前追分や江差追分をお湯に浸かって口ずさみそれを聞いた浴衣べが、山中なまりで真似たのが「山中節」の始まりと言われています。当時は「湯座屋節」とも呼ばれておりました。

100年ほど前に初代米八がお座敷唄として世に広め「正調山中節」を、確立しました。
山中温泉芸妓連が踊り継いでいる山中節は、宗家藤間流による振り付けで1970年の大阪万博の会場で初披露されました。
ゆったりとした節回(ふしまわ)しに流れるような振りは、前後左右どちらからご覧いただいても美しい舞となっております。